どんな時に仕事のやりがいを感じますか?
作家さんやイラストレーターさんと同じ方向を見ながら作った作品が、しっかり読者さんに届いて喜んでもらえているのを実感できた時、強いやりがいを感じます。もちろん多く買っていただいて数字として出た時も嬉しいのですが、実際に読者さんの声を聞けることが何よりも嬉しく、おそらく作家さんも同様です。ですので、皆さんも面白い作品を読まれた際にはぜひSNSやアンケート等で作家さんに感想をお伝えいただければと!ちなみに、この「面白かった作品がどう面白かったのか」を他者に伝えられる形で言語化することは、就活でもその後の編集者としてのお仕事でもきっと役に立ちます。
仕事に活きた学生時代の経験を教えてください。
とにかくライトノベルというものが好きでジャンルを選り好みせず読み続けていたのが、インプットとして今も活きていると感じます。既存作品の知識として有用なのはもちろん、「ああいう展開を読んだ時に、自分は読者としてどう感じたか」という当時の感情の引き出しも含めて、作家さんの原稿へのフィードバックに役立ったりします。改稿の相談をする際は、なるべく具体的な代案を出せることが大事なので。
オーバーラップに入社したての頃に先輩社員に言われた忘れられない言葉を教えてください。
永田社長が語っていた「イケてる出版社にしたい」という言葉が、ちょっとふわふわしているけど何となく言いたいこともわかるようで印象に残っています。作家さんと編集部が全力で良い作品を作り、各部署一丸となって本気でお客さんに届けて楽しんでいただく――そんな「イケてる出版社」になれていると良いなと思います。
作品制作において、 編集者は作家にとってどのような存在であるべきだと考えていますか?
オーダーメイドの共犯者であれたらと思っています。作家さんも一人一人異なる人間で、編集者に求められるコミュニケーションの形も様々。そこを合わせていくことが大切です。その上で、作品をどう面白くしてどう仕掛けていくかを一緒に企み、その実現のためにお互い動ける共犯関係を築いていきたいところです。
オーバーラップに対する印象を漢字一字で表現してください。
「自」
原作からメディアミックスまで「自」社で行える会社です。そして個々人のやりたいことを比較的「自」由にやらせてもらえる会社ですが、それを成功させるためには「自」ら動いたり、「自」我を強く持って人に働きかける必要もある会社です。あと、たまに社員旅行もあるのが「自」慢の会社でもあります!(社長に「また沖縄行きたいな」の目を向けながら)
