今、どんな仕事をしていますか?
漫画編集として作品作りに携わっています。主にTLコミックを担当しており、連載・準備作品を合わせると8作品ほど並行的に業務を行っています。コミック担当というと、漫画家さんと関わるイメージが強いですが、コミックの原作を担当する小説家の方やシナリオライターさんと関わることもあります。また現在未発表の新企画を水面下で進めています。
どんな時に仕事のやりがいを感じますか?
作家さんの作品づくりに助力できることにやりがいを強く感じます。作品を制作していく中で、作家さんが描いてくださる面白い作品を売れる形にするためにすりあわせを何度も行ったり、ストーリーが進む中でキャラクターにブレが生じてしまったりするので、プロットを再度詰めなおしたりと壁が多いです。ただそこを二人三脚で乗り越えて、キャラクターが生き生きと動く120%の原稿をいただけたときは達成感が溢れてきます。作家さんと一緒に『面白い』を突き詰めていくのは楽しいです。
作品制作において、 編集者は作家にとってどのような存在であるべきだと考えていますか?
現在も模索中ですが、作家さんにとって頼りになる存在となれるよう日々精進していきたいです。作家さんも悩みながら漫画を描いています。そのように悩んでいるときに遠慮なく頼ってもらえるように、編集者として意見をするだけでなく、こちらも色々な案を提示し、作家さんと共に作品を作り上げていきたいと考えています。
より多くの方に本を届けるために自主的に取り組んでいることはありますか?
半分は趣味ですが、エンタメには意識して触れるように心がけています。BLTL以外にも幅広く漫画をチェックしており、漫画以外にも小説や映画は新作が発売・放映後すぐ見るようにしています。特に映画はその1本で完結するものがほとんどなので、同じく1巻で完結することが多いTL漫画のストーリーの緩急の付け方等を参考にしています。シンプルに映画が大好きというのもありますが…休日は1日に5本見ることもあります。
オーバーラップに入社して良かったことを教えてください。
前職が小さな会社だったため「次はもっと大勢の人と一緒にモノづくりがしたい」という気持ちがありました。そのためオーバーラップでは部署内で意見を出し合ったり、他の編集者から刺激を得られる環境が個人的に一番大きな収穫でした。いろんな方の考えや働き方を間近で見て知ることができるということは、すごく勉強になります。