どんな時に仕事のやりがいを感じますか?
「あなたが担当で良かった」と作家さんに言って頂けると編集者冥利につきます。また、発売後に読者さんから大きな反響があると、自分の仕事が世の中と繋がっているなというのを実感できます。地方に住む姪っ子が「本屋さんではちみつコミックエッセイの本が置いてあったよ」とLINEで報告してくれるのですが、素敵な仕事に携わっているなと誇らしい気持ちになります。あと重版するとやっぱり嬉しいです。
オーバーラップに入社したての頃に先輩社員に言われた忘れられない言葉を教えてください。
編集長から言われた「才能はそこに横たわっていない」という言葉です。色々な解釈があると思いますが、何もないゼロの所から、才能のある作家さんを探し出し、才能が引き出されるような企画を立てて…と編集者の役割、責任の大きさを痛感しました。
作品制作において、 編集者は作家にとってどのような存在であるべきだと考えていますか?
よく言われますが「伴走者」だと思います。作家さんより走るのが速くても遅くてもいけません。作家さんを励まし、二人三脚で支え合って、ようやく1冊の作品を世に出せた時はとてもやりがいを感じます。複数の作家さんを担当しているとこれがなかなか難しいということも知りました。編集者が忙しい様子を出したり、自信のない発言をしたりすると作家さんを不安にさせてしまうので、頼りになる伴走者でありたいですね。
より多くの方に本を届けるために自主的に取り組んでいることはありますか?
なるべく外出して世の中の雰囲気を知るように努めています。最近は渋谷で開催されていた企画展を見に行ったのですが、イベントのコンテンツや作りがとても参考になりました。はちみつコミックエッセイ作品の企画展もいつか行えたらいいですね。また、池袋での書店巡りが好きなので、よくハシゴして、どんな本が最近増えているのか、売れているのか傾向を知るように努めています。
オーバーラップに入社して良かったことを教えてください。
人柄が素敵で親切な方が多いので、人間関係に悩むことなく安心して業務に取り組めています。これは本当にすごいことです。また勤務スタイルも柔軟に対応して頂いています。私は小学生の子どもがいますが編集の仕事と子育てを両立出来ていると思います。自己管理能力は必要になりますが、毎日出社必須の会社だったら編集の仕事を続けていられなかったと思うのでとても有難いなと感じています。
