An Editor’s Day

編集者の一日編集部のリアルな声、ここに集結。

作家とのやりとり、原稿チェック、プロモーション企画、会議、そしてまた原稿。
多忙な毎日には、言葉では言い尽くせない創作のドラマがあります。
一冊の本を世に送り出すまでに、編集者はどんな1日を過ごしているのか。
そのリアルな一日に、少しだけ足を踏み入れてみませんか?

ライトノベル編集部

K.I ライトノベル編集部

自己紹介

他出版社で約3年間営業として勤めた後、出版業界に入りたいと思った理由が書籍の編集をすることだったので、せっかく働くなら学生時代から好きだった作品を刊行している会社だと思い、入社させて頂きました。

仕事のやりがい

一番はやはり自身の担当作が売れた時です。著者さんだけでなく、関わる全ての方たちが丹精込めて制作にあたった作品が、多くの読者様の手元に届き面白いと言ってくれる以上の喜びはありません。またそんな編集業務の中で、自分と関わった方たちから「あなたのおかげです」と言って頂けることも、この仕事をやっていて良かったなと思う瞬間の一つです。

11:00~ 出社&メール確認

出社と共にメール確認。イラストレーターさんから上がってきたイラストを著者さんに確認してもらい、意見を頂戴します。その意見をイラストレーターさんに伝えるという仲介の役割も編集者の仕事です。

12:00 ~ 校正確認 修正

校正さんから上がってきた原稿を、編集部で確認・修正作業。 校正さんの訂正が入っている部分だけでなく、誤字脱字がないか念入りに確認していきます。

13:00~ 編集会議 Q

会議に上がった作品の企画について、『作品を売るとしたらどういう方向性で制作するのか』、『どんな層をターゲットとしているのか』、『内容はターゲットにマッチしているのか』等を編集部員で意見を出し合い、その作品の詳細を話し合っていきます。

14:00~ ランチ

先輩や後輩とランチ。他愛ない雑談に興じます。 雑談から思わぬアイデアにつながることもあるため、雑談は大事にしています。

15:30~ 打ち合わせ QQ

打ち合わせの手法は編集者により様々ですが、私は「前回よりここが良くなっている」「キャラクターの動きがシーンに合っていない」等、良いことも悪いことも含めて、より面白い作品のため、丁寧に伝えていきます。また刊行時期の調整や、イラストのイメージ等も打ち合わせの中で話し合っていきます。

16:30~ 書籍制作に関する作業 Q

読者様が読んだ時に興味を引くあらすじを考えたり、イラストレーターさんへ送付するイラストの詳細、原稿の確認等、書籍に関するあらゆる業務を行っていきます。

20:00 退社

Q作品が面白いかどうかの判断に自信を持つためには何をすればよいですか?

A面白い作品をただ読むのではなく、売れる作品はなぜ売れているのか、逆に動きの鈍かった作品はなぜなのかを分析し、根拠を明確にすることで自分の中の「面白い」に判断軸が生まれます。

Q著者さんと話すとき気を付けていることは何ですか?

A仕事の話だけではなく、雑談の時間も大切にすることを心がけています。人と人の仕事なので、自分自身のことを知ってもらうだけでなく、相手のことも理解し、両者の信頼関係を築くことで、著者さんが考えていることを全て引き出し、それを作品に活かすことが重要だと考えています。

Q著者さんと意見がぶつかったときはどうしていますか?

Aとことんぶつかります。
面白い作品を作っていくにあたって、どうしても衝突は避けられません。しかし著者さんも編集も目指すべき場所は同じなので、伝えるべきことは根拠と共にお伝えし、お互いが納得できるところまで話し合っていきます。

Qライトノベル制作の難しさはどこにありますか?

A流行の移り変わりが激しいことです。流行をいかにキャッチしていけるかが、作品を手に取ってもらうためには必要になっていきます。

採用情報

私たちは、ジャンルや形式を超えて“面白い”をかたちにする出版社です。
新卒採用、中途採用、それぞれの入口から編集という仕事に出会い、
物語の世界を広げていく仲間を募集しています。
よくある質問への回答もまとめていますので、ぜひご覧ください。