An Editor’s Day

編集者の一日編集部のリアルな声、ここに集結。

作家とのやりとり、原稿チェック、プロモーション企画、会議、そしてまた原稿。
多忙な毎日には、言葉では言い尽くせない創作のドラマがあります。
一冊の本を世に送り出すまでに、編集者はどんな1日を過ごしているのか。
そのリアルな一日に、少しだけ足を踏み入れてみませんか?

コミックエッセイ編集部

A.S コミックエッセイ編集部

自己紹介

本やモノづくりが好きで文房具のデザイナー、フリーのイラストレーター&漫画家として長らく活動していましたが、描く側じゃなくて編集者をやってみたいなーという気持ちが高ぶっていた所に、偶然憧れの編集さんが新レーベルを立ち上げるという情報を掴み思い切って履歴書を送りました。

仕事のやりがい

本1冊1ページ1ページ開いていくうえでリズム感やテンポの良い構成や物語がビター!っとできあがった時に物凄く喜びを感じます。著者さんの考えや編集部のメンバーの意見も様々で、一人じゃ絶対に知ることのなかった話や新たな視点が得られたりするのもとても楽しいです!フリーランスでいた時よりも会社のチームとして同じ目的をもって働けるのが日々ワクワクするので自分には向いていたのだなと改めて感じています。

9:00 出勤 Q

出勤しながらコミックエッセイ編集部のSNS(X)を運用し、試し読みや書籍の告知を行っています。コミックエッセイ部署には白い熊のオリジナルキャラクターのくまおがいて、宣伝で活躍中です。

10:30 出社

出社後はプリントアウトやスキャンなど、家ではできないことを行います。

11:00~12:00 販促会議 QQ

最近出版された作品やこれから出版される作品の販促企画を考えます。今日は対面で会議を行いましたが、オンラインで開催されることが多いです。

12:00~13:00 昼食

お昼ご飯を食べながら、同じ部署の編集者達とお話しています。

13:30~15:30 編集会議 Q

タイトル案やサイン会等イベントの確認、ネームについてなどそれぞれが相談したいことを議題に、編集部全員で話し合います。また、書籍の売り上げや流行の分析を共有し合い、新作に向けて方向性を絞っていきます。

16:00~17:00 ネームチェック Q

作家様のネームを確認し、間違いや分かりにくい所などを直します。さらに編集長にもご確認いただきアドバイスをいただきます。最初の読者として疑問に思ったところや違和感はスルーしないよう心がけています。

17:00~19:00 退社(メールの返信、SNSで情報発信、WEBマンガの更新など)

読者様がWEBサイトの無料お試し漫画を読む時間帯が、この帰宅時間だったりもするのでなるべく時間帯に合わせた更新を心掛けています。

21:00~22:00 メールの返信、広報周り、明日の業務内容確認

業界的に夕方以降に連絡がくることも多いので最終的に届いているメールを確認したり、次の日に行われるはちみつぶんぶん隊の準備をしたりしました。子育ての関係で切りの良い状態で帰るのが難しく、中途半端なままバタバタと終わらせなければいけないことが多いので1日の最後にどこまでやったか、明日やることなどを一通り確認してから終わります。

Q出社頻度はどの程度ですか?

A週に1、2回程度です。担当作の印刷物が上がってくると出社の回数が増えることもあります。小さな子供がいるため、柔軟な働き方が認められていてとても助かっています!

Q書籍の告知を行ううえで工夫していることはありますか。

Aインターネットの流行を取り入れた告知動画を作っています。そうすることで、多くの人の目に留まりやすくなります。

Q具体的にどのような販促活動を行っていますか?

Aはちみつコミックエッセイ公式のSNS(X)の運用をはじめとし、インスタライブやポッドキャストを利用したライブ配信、サイン会やトークショーなどのイベントを開催しています。

Qコミックエッセイにはどんなトレンドがありますか?

A社会環境が変わるとヒットするトレンドが変わると感じます。例えば、経済の状況から節約に関係する本が売れやすいなどです。

Qどのような視点で出版企画を立案しますか?

A編集者それぞれで個人差があると思いますが、自分が面白いと感じる作品と売れそうだと思う作品の両視点で考えています。売れる作品を作ることが前提ですが、やはり、自分が面白いと感じる方が良い作品に仕上がっていくと感じます。

Qはちみつぶんぶん隊とはなんですか?

Aコミックエッセイが好きな読者様にお話を伺うイベントです。読者様から頂いた意見をもとに企画立案を行ったりしています。

採用情報

私たちは、ジャンルや形式を超えて“面白い”をかたちにする出版社です。
新卒採用、中途採用、それぞれの入口から編集という仕事に出会い、
物語の世界を広げていく仲間を募集しています。
よくある質問への回答もまとめていますので、ぜひご覧ください。